ビジネスは、常に利益が発生し続けるとは限りません。
ある時までは順調でも、時には価格が下がってしまう事もあります。
せどりでも、価格が下がるケースはあります。価格が落ちてしまった時の対処法は色々ありますが、状況に応じて損失を確定するやり方もあります。
商品の数が増えると管理コストも大きくなる
せどりは、取り扱う商品の数が大変多くなる事もあります。
薄利多売で稼ぐのであれば、どうしても商品の数は増えるでしょう。
数が増えてくると、在庫管理のコストも高くなります。そのコストは意外と軽視できませんから、注意が必要です。
せどりは、確かに大きく稼げる可能性は秘めています。
人によってはかなり大きな収入を得ていますが、その逆もあるのです。
在庫管理のコストが高く付いてしまい、結局は赤字になってしまうケースもありますので、注意が必要です。
他の出品者は値段が安い例
例えば次のようなケースがあります。
ある時に、商品を2,500円で仕入れました。ひとまず販売額を3,500円にしました。ですが数週間ほど経過しても、なかなか商品が売れません。
この時に、他の出品者の数字を確認してみると、もう少し安い値段になっている事もあります。3,500円どころか、2,800円で出品されている商品が沢山あります。
この場合、3,500円で売り続けてしまえば、赤字が続いてしまいかねません。
せどりを続けるのも厳しくなりかねませんから、どうすれば良いか迷ってしまう事もあります。
あえて損失を確定する事も必要
上記のような状況になった時は、2つの選択肢があります。
1つ目は、しばらく待ち続けることです。
現時点では2,800円で出品されているとしても、今後は状況が変わる可能性もあります。いずれは3,500円の数字になる可能性もあるので、それまで待機する選択肢があります。
もう1つは、今すぐに値段を下げる選択肢です。
2,800円に下げれば損失は発生しますが、それを覚悟で値段を下げてみる訳です。
前者のように、値段が3,500円に戻る可能性もゼロではありません。商品の相場は流動的だからです。
ですが値段が下がらなければ、もちろん赤字が続いてしまいます。
それが長期化してしまえば、赤字額も拡大してしまいます。
であれば、後者のように損切りするのも悪くありません。
確かに一旦は赤字になるものの、だんだん損失が増えてしまうよりは、被害を小さくできるからです。
せどりの初心者の方は、この損切りができずに失敗してしまうケースがよくあります。状況に応じて損を確定するのも、せどりのコツの1つです。