昭和の時代のお金の流れは、自分の資産を銀行へ預金して、銀行が運用し運用益から利息をもらうという流れがメインでした。経済成長期でもあり、物価が上がっても信じられないくらいの金利の高さで、お金が増えていきました。
しかし、平成、令和と時代が変わる中で、資産運用の方法は大きく変わりました。
現在は、若者でも投資に興味を持ち、自分の資産は自分で運用して増やしていくという流れがかなり完成されてきたと言えます。
国は個人の資産運用を後押しするため、NISAやイデコなど確実に個人のメリットとなる税制優遇などを導入。銀行には投資信託やNISA、イデコのパンフレットが並び、銀行や証券会社のネット広告も多く目にします。
では、投資をしよう!と思い立った時に、投資にあまり興味もなく、時間的余裕もない人は、銀行に勧められるままに投資信託や国債などに投資して放っておくかもしれません。しかし、世の中には株式投資、FX投資、不動産投資、金投資、仮想通貨など様々な投資の種類があります。
それらの様々な投資の性質を理解して、積極的に投資していきたいと考える人はどうやってその方法を勉強をしているのでしょうか。本や雑誌を読む、サイトを見る、銀行などで相談するなどが一般的かもしれません。
国民の投資熱が高まるにつれて、投資に関する様々な情報はあふれかえっていると言えます。
そんな中私は、自分の価値観にマッチした、より実践に即した投資方法を学ぶなら、資産運用セミナーの活用をお勧めします。資産運用セミナーは、銀行や証券会社、様々な投資関連会社、不動産会社、新聞社、市町村、市民団体などの主催で、いろいろなテーマ設定で行われています。
無料のものもあれば、有料だったり、セミナー後に懇親会があるものもあります。本やネットでは得られないお宝情報を得たり、投資に関心を持つ仲間を得ることができます。
資産運用セミナーのメリットは、独学で勉強することが難しい人や、独りよがりの知識になってしまうことを恐れる人にとって、効率的に投資に関する知識を得ることができる点です。
また、セミナーなら疑問に思ったことはその場で質問し解決できることは、独学では決してできない大きなメリットだと言えます。
テーマ設定も様々なので、基礎から学びたい人向けのものから参加して、関心が強くなってきた投資方法が見つかれば、専門的なセミナーに参加することで深い知識を得ることもできます。
資産運用セミナーのデメリットは、主催している団体の商品が強く勧められるケースがあること、「これは絶対儲かる」などと詐欺的な投資勧誘があるケースもまれにあることです。少しでも怪しいと思ったら、さっさと帰ってくるなどの対応が必要です。
また、地方は都市と比べると開催が少ないことは、地方在住者にとってはデメリットと言えます。
参加する資産運用セミナーを選ぶには、自分の興味に合ったセミナーか、投資家としての経験やレベルに合っているか、主催はどこか、などをよく吟味して参加することが大事です。